雇用保険(失業保険)の役立話

失業保険の収入は確定申告する必要があるのか

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失業保険(雇用保険の失業給付)の収入は確定申告する必要があるのか

失業保険の収入は「所得」とはみなされません。
そのため、確定申告する必要はありません

失業保険(雇用保険)は非課税である

そもそも失業保険の目的は、求職者が何らかの理由で失業状態に陥った時に、再就職までの生活を安定させ、就職活動を円滑に行えるように支援することが目的です。
「保険」と名のつくように、ある危険についての備えなのです。
そのために「雇用保険料」という、いざという時のために掛け金を毎月払っているのです。

ただし失業保険とは再就職するための活動資金です。ですので、たとえ失業中の人であっても再就職の意志がない場合は雇用保険の支給を受けることができません。

失業保険の受給要件は、就職する意志と意欲があり、いつでも就職できる状況にあって、実際に就職活動を行っているにもかかわらず就職できない人のみです。

 

社会保険の扶養になる場合は注意が必要

失業保険を受け取ることで扶養に入れない場合があります。

失業保険は所得ではありませんので、収入とはみなされません。
しかし、社会保険の扶養者になる場合は失業保険も収入とみなされます。

<参照>
失業保険の受給中に夫の扶養に入れますか?

扶養とは誰かに養ってもらうことです。
そこで失業保険を一定額以上受け取ることで扶養から外れてしまいます。

その額は概ね「基本手当日額3611円未満」。

※基本手当日額とは失業給付の1日当たりの受取額です。
およそ月の給与としては13万5千円前後です。

 

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